欧州の卵に農薬汚染騒動で日本への影響は?
こんにちは、水野です。
少し古い記事ですが欧州で卵にフィプロニルが残っていた問題で世界的に問題なっています。
2017年7-8月に、オランダ食品消費者製品安全庁(NVWA)によって高レベルのフィプロニルに汚染された鶏卵が発見された後、数百万の鶏卵がオランダ、ベルギー、ドイツ、フランスの市場から売却または撤去された。約180のオランダの農場が一時的に閉鎖された。ドイツのマーケットチェーンAldiは8月上旬、予防措置として、ドイツの店舗で販売されているすべての卵を撤去すると告知した。
Millions of eggs removed from European shelves over toxicity fears | World news | The Guardian
Fipronil contamination scare: Aldi pulls all eggs from shelves in Germany | News | DW | 04.08.2017
フィプロニルという農薬ですが
バイエルクロップサイエンス (de:Bayer CropScience) の前身であるローヌ・プーランが開発したフェニルピラゾール系殺虫薬の1つ。神経伝達物質であるGABAの作用を阻害することによりノミ、ゴキブリ、アリ、アルゼンチンアリ、シロアリなどの駆除に使用される。遅効性の毒物であるため、混ぜたエサを摂食した昆虫が致死するまでに巣やコロニーに戻る時間余裕があることが特徴である。ゴキブリやアリの場合、その死骸やフンを摂食した巣の仲間にまで効力を発揮するため巣の集団全体へその効果が広がっていく。
写真ウィキペディア フィプロニル
要するにゴキブリやハエを退治するための殺虫剤の原料になる農薬だそうです。
この騒動はヨーロッパだけではなく香港などのアジアへと広がったそうです。
日本への影響は今のところないみたいですが食品の農薬問題は本当に困ったことだなあと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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