アフリカ エジプトの閣僚が8月の平和式典に出席の可能性
こんにちは水野です。
カイロ=中村禎一郎】エジプトのマムドゥフ・ダマティ考古相は九日、カイロ近郊ギザのスフィンクス前で記者会見し、八月六日の広島平和記念式典にエジプトの閣僚として初めて参列する意向を表明した。「エジプトは核兵器の拡散防止に強い関心を持っている」と、被爆地の広島と長崎に向けてメッセージを送った。
会見では「日本人は広島への原爆投下後、復興を成し遂げ、立派な国を作り上げた素晴らしい人々だ」と強調。二〇一一年の民主化運動「アラブの春」の後、混乱が続く自国の社会状況に触れ「エジプトは今、再建の途中にある」と述べた。
エジプトは、国連本部で先月下旬まで開かれた核拡散防止条約(NPT)の再検討会議で、他のアラブ諸国とともに、事実上の核保有国イスラエルの非核化を目的にした国際会議の開催を要求。イスラエルを支援する米国、英国、カナダの三カ国が反対し、会議が決裂した経緯がある。
一方、ピラミッドやアブシンベル宮殿などがあるエジプトは観光業を収入の柱としているが、アラブの春以降の政情不安で観光客が激減。被爆国の日本に連帯を示すことで、観光客誘致につなげる狙いもありそうだ。
駐日エジプト大使館の関係者と話す機会が去年あって日本人がエジプトに来ないと嘆いていました。エジプトの閣僚も出来るだけ日本に来てアピールしたいという思惑もあるのではないかと思います。
エジプト航空も日本就航についても2015年度中には実現したいとの情報があるけれど未だに白紙だし、イスラム原理主義はエジプトにも大きな影を落としているなあと思います。